3.1.  世界一周クルーズ       井上 康弘     ‘71 電気

【期間】  2015412日~725日(105日)

 

【船】  Peace boat

【訪問地】  24港、23か国

【船室】  窓付きの部屋。2つのベッド、トイレ、シャワー室、TV(船内専用プログラム)、小さな机。

Wi-Fi  衛星通信を使用するため専用カードを購入する。高価なので寄港した時に無料Wi-Fiの店等を探して通信した。混むので真夜中に通信する人がいた。

【ルート】  横浜 - 神戸 - シンガポール - インド - キプロス共和国 - ギリシャ - トルコ - イタリア - スペイン - ポルトガル - フランス - ベルギー - ポーランド - スェーデン - ロシア - フィンランド - ドイツ - デンマーク - ノルウェー - アイスランド - ベネズエラ - キュラソー - パナマ - グアテマラ - ハワイ - 横浜

 【参加理由】  妻の友人は世界一周航海がとても楽しかったことを話され、行ってみたくなった。

【船酔い】  この時期は天候が良好で船が揺れることが無く、フロントで入手した船酔い薬は不要でした。

【食事】  船内の3度の食事は含まれており無料。ただし、ビールはカード払いで自動販売機で購入。夕食は入室順にテーブルに案内され、色々な方と相席。昼食と朝食は自由に場所を選定。

時々日本料理が出たがうどんやソバ、アルコール類は有料で船内の店で楽しんだ。

 【船内新聞】  毎夜、翌日の活動予定が記載された船内新聞が発行され、活動内容が事前に把握できました。どこに参加するか、楽しい悩みでした。

 【活動】  船の中での活動は、朝の体操、ノルディックウオーキング、ダンス練習、歌唱練習、観劇等。

私は上級公認指導員の資格をもっていたので、「スポーツ吹矢教室」を企画し、寄港しない航行中に19回開催して参加者は延べ48名になった。珍しいスポーツで的に当たる快感を体験して、好評だった。他に、乗船者が講師となって得意技の教室(折り紙、書道、麻雀等)が開催された。

ピースボートの旅は、ほかの船旅と違い、ショーを見たりして楽しむ「おもてなし」の旅ではなく「自主参加型」の船旅です。あらかじめ企画されたプログラム以外にいろんな特技を持った人たちが企画した興味のあるプログラムに参加して、様々な体験ができる旅でした。

【思い出】  インドではマハラジャ大学の女子学生との英語会話を通してサリー等の衣服の百貨店に案内してもらいました。パナマで下船して飛行機で移動してマチュピチュ観光を体験した。赤道近くでは、太陽による日陰は真下になること、航海中、毎日時刻の調整が必要になることを体験した。ドイツではナチスの戦争遺産となっていたザクセンハウゼン強制収容所を訪問した。朽ち果てたベッドの木枠が今も残っていた。ドイツ人の学生は法令的に必須見学として訪れていた。

 欧州を観光した時、風力発電(海上/陸上)をしている風景をかなり見かけた。日本とは違う取り組みを実感した。

【船旅の良さ】  飛行機の旅と違い、船室に荷物を積み込めば、荷物の移動無く長い旅も楽しめるところです。この便利さで、下船しないで、次のクルーズを続ける方がいました。養老院代わりに利用しているとのうわさがありました。